望む変化になろう!


text by akila gotoh (SBS学生 ゆっくり村在住)

ナマケモノ倶楽部が主催するハチドリキャンペーン2007でセヴァン・スズキが来日。
92年の地球環境サミット@リオでのスピーチは各国の首脳陣を感動させ、「伝説」とまで言われている。
そんな彼女が、11月6日に福岡で講演会と中村隆市さん(ウインドファーム代表)との対談イベントに出た。
平日にも関わらず、約650人のお客さんがセヴァンの話に耳を傾けた。
7日にはゆっくり村プロジェクトを動かしている田川郡赤村にセヴァンはやってきて新聞社の取材を受けたり、カフェ・クリキンディにてどんぐりの種を蒔いたり、ゆっくり村住人がいる集落にて植樹をしたりしてくれた。


ウインドファームの中村代表と一緒にウバメガシ、ビワ、ヤマモモを植樹


カフェ・クリキンディにてどんぐりを播種。ちゃんと芽が出るかな?

一連の同行の中で話をした中身を簡単に皆さんにもお裾分け。



現在、圧倒的な勢いで経済のグローバル化が進み、生活環境も地球環境も悪化の一途を辿っている。
経済格差の拡大、地球温暖化の問題、森林破壊の問題などなど、ネガティブな面を見たら切がない。
そんな中でも、「私にできること」を愉しみながらしていく。
セヴァンのメッセージはガンジーのメッセージの引用でもある。
You must be the change you want to see in the world.
「あなたが望む変化に、あなた自身がなりなさい」



多くの人が持続可能ではないライフスタイルに邁進する現実の中で、変化になる第一歩は何なのだろう?
セヴァンは次のように語ってくれた。

「まずは問うこと。この食べものは何処から来たのだろう?どんな人がどんな畑で育てたのだろう?誰がどうやって調理したのだろう?何故この安い・高い値段なのだろう?
そういった問いから始めて、いろいろ学んでいくことが大切だと思うわ。今の時代、インターネットがこれだけ発達しているのだから、情報は得られると思うの。


コーヒー 左から 未熟な実、完熟の実、種(これを煎っていつものコーヒーに)

私は何かを考える時に、よく食からスタートするの。だって、人間誰しもが毎日食べるでしょ。そして、食べものは自然が与えてくれるもの、自然とつながっているものだから。
自分の身体に取り入れる食べものを育てる際に、農薬や化学物質なんて使いたくないわよね。巡りめぐってそれは自分の体や子どもの体に入っていくのだから。
でも、今はそういったとってもシンプルで基本的なつながりが見失われていると思う。
例えば、カナダはとても自然環境が豊かなところだけれども、子どもの喘息が多くなってきているのよ。
でもね、大人たちは自分の子どもが喘息で苦しんでいるからと言って、排気量の大きなSRV車を運転して病院に駆け込むのよ。今運転している大きな車の排気ガスが、目の前で苦しんでいる子どもの喘息の一因だというつながりを意識していないのよね。
そういったつながりを意識していくと、日常生活の中で「私にできること」はたくさんあるわ。どんなものを食べるかはもちろん、何を着るか、どんな家に住むか、コミュニティとの付き合いをどうするか、などなど。
例えば、私が着ている服は中古のものが多いし、住んでいるブリティッシュ・コロンビア州で作られたものが中心なの。ジーンズを作っている小さな町工場のことや働く人のことを誇りを持って説明できるわ。


ゆっくり村の赤米田んぼ

そうやって、食べるものや着るものが何処から来ているのか、どんな風に作られているのかを説明できることってとても素敵なことだと思うわ。ワクワクするわよね。」

そうであっても、「まあ、コンビニで買えば安いし便利だし良いか」だとか「ダメになったら捨てれば良いから安い服で良いや、お手軽だし」といった反応でライフスタイルの変化はなかなか生じないかもしれない。
便利、簡単、安い、早い、楽ちん、そんな感覚をどのように乗り越えられるのだろうか?

>>続く
スロービジネスクール公式サイト: 望む変化になろう!
http://www.slowbusiness.org/article.php/200711_slowtopic_severn1