O. Mさん 自分へのインタビュー

その1:自分へのインタビュー記事
---------------------------------------------------

5期生のO・Mです。
大阪、東京暮らしを経て、故郷の岡山へ戻り、ちょうど1年。
現在は、ファストな大型書店に勤務しています。

学生時代に訪れたメキシコで、自分の中に最初の 「?」 が
生じました。ストリートチルドレンの差し出す手の小ささに衝撃
を受け、でも豊かな側にいる自分にできることは、一体何なの
だろうか、と。

社会人になって、SE → 通訳 → 書店員と、様々な職場を
経験。ふたつめの 「?」 は、通訳修行時代に出会った 「地
球温暖化」 ということばでした。ことばの意味、事の深刻さ、
それをどう訳すかは学んでも、まだまだ行動に移す術を知りま
せん。知ってしまった以上、このままでいいのか? と思いはじ
めます。

洋書専門店で働いていた頃、書籍 『スローフードな人生』*1 
の中で、はじめて 「スロー」 ということばに出会います。
自分が何を選ぶかで、世の中が変わるかもしれない。
その選び取る基準を、この本から教わったように思います。
偶然か、必然か、読了後、次の職場・クレヨンハウスに、
ご縁を得ました。

子どもの視点、女性の視点、そしてオーガニックの視点から、
文化を考えることを基礎に置くクレヨンハウス。仕事を通じて
学んだことは、数え切れず。こんなお問い合わせをいただい
たのです。

「『ピースローソク』*2 という本、ありませんか?」

このひとことがきっかけで、取扱いを開始した同書。日々、様々
な問い合わせを受ける書店の店頭で、この本は何が違ったか? 
それは、一冊の本の向こう側に、それを読んだひとたちから、
何かがはじまる、そんな気配を感じたからかもしれません。
そんな本を読者に届けることが、書店員として、とても嬉しく感じ
られた一冊でもありました。

『ピースローソク』 を通じて、ご縁のできたゆっくり堂さん(当時)
から、新刊として紹介されたのが、ご存知 『スロービジネス』*3 
です。その中に出てくる 「SBS」 に、面白そうだなぁと、こころ
惹かれながらも、まったく行動に移せる余裕なし。その後、仕事
の忙しさは、ますます加速していきます。

最愛のパートナーを失って、心身ともに疲れきってしまい、えいやっ
と東京を脱出し、故郷の岡山へ戻った2007年。これからどうしよう?
と思っていた頃、出会った一冊が、『未来を変える80人』*4 です。
仕事を楽しみながら、社会貢献をしている人たちが、世界中に
こんなにたくさんいるなんて! 仕事と、自分の「好き」 と、社会貢献。
これらが一致した生き方がしたい、と、ようやく 「次」 への意欲が
芽生えてきます。

そんなある日、偶然SBSのサイトを発見。これは、かつて 『スロー
ビジネス』 で読んだ、あのSBSではないか!? と、ひとり興奮
状態に(笑)。これからを逡巡していた自分にとって、スロービジネ
スを実践されている人たちに出会えるであろうSBSは、なんとも
魅力的に思えたのです。それは、「?」 が 「!」 に変わった
瞬間でもありました。

次なる目標は、「スローな本屋」さん。まだまだ思考錯誤中ですが、
SBSでの素敵な出会いと学びを通じて、実現させたい、いや、実
現させるゾ! と決意を新たにしています。

---------------------------------------------------
*1 『スローフードな人生』 島村菜津/著  新潮社/刊  \579(税込)
*2 『ピースローソク 辻信一対話集』 ゆっくり堂/刊  \840(税込)
*3 『スロービジネス』 中村隆市 + 辻信一/著  ゆっくり堂/刊  \1,050
(税込)
*4 『未来を変える80人 僕らが出会った社会起業家』 
   シルヴァン・ダニエル、マチュー・ルルー/著  日経BP社/刊  \1,680
(税込)
スロービジネスクール公式サイト: O. Mさん 自分へのインタビュー
http://www.slowbusiness.org/article.php/200802_egumi_kadai_e