■見本市に参加して
ブースでは、電磁波の危険性についての質問を
受けることが多かったです。それだけ電磁波について、
関心を持っていて、対策について知りたいと思っている
人がそれなりにいる、ということがわかりました。
ただ、危険性のほうにばかり焦点が
いってしまって、肝心の電磁波ビジネスの事業の中身に
ついて説明をすることはできませんでしたね。
一種、講座の質疑応答みたいな感じになってしまいました。
大事にしたいのは、電磁波問題について知った後、
具体的に何ができるのかということ。
実際に、対策することで数値を低くすることができる。
電磁波を回避できる暮らしのあり方がある。
そこを伝えられなかったのが少し残念でした。
電磁波の測定をしているNPOがあるんですが、
測定するだけで35,000円くらいかかるんです。
測定サービスでは、5万円で測定と対策の提案までを行います。
改装のように費用がかかるけど効果が高い対策案から、
比較的安価でできる応急的対策まで、
その人の症状や予算に応じた対策案を一緒に考えていきます。
5万円という金額が高いと思われて、
あまり受け入れられなかったようです。
測定に加えて、プラス15,000円の価値。
その価値に、主軸をおくようなお客さんとのやり取りを
したかったのですが、それができなかった。
それはそもそも、そうした準備が必要だったということなんですが、
それがわかった、ということは収穫だったと思います。
電磁波には関心があるものの、対策にはお金がかかるということが
わかると、「じゃあいいや」みたいな感じになってしまうんですね。
電磁波に対して過敏で、実際に症状がある人は
そうではないのですが、症状が特になくてちょっと関心がある、
という人だと、こういう事業は受け入れられにくいのかな、と
感じました。
それから、こういう事業は下手をすると電磁波測定をして、
危険性をあおって、高いお金を出させる、という
アヤシイ事業にも思われがちなので、
そこをクリアしていくということが大事になってきます。
あくまでも真面目に取り組んでいて、
電磁波過敏症の人(潜在的な人も含めて)
の役に立っていきたいということをどう伝えていくか、
ということも目下の課題です。
■見本市の後は?
今、新築の家の電磁波対策をするという大きな仕事を
1件やらせていただいています。
木造の平屋で薪ストーブを置く家。
できるだけ家の素材を天然にこだわっています。
配線もできるだけ少なくして、電磁波対策も行う。
電気だけに頼らなくていいような、暮らしやすい家。
空間づくりにもこだわっていて、
人が集まってだんらんできるような
広い部屋があるんです。そこに薪ストーブを置くんですが、
薪ストーブだけで部屋全体が温かくなるような設計。
仕事としては、配線のコンサルもありますね。
電磁波対策をしやすいような配線のアドバイスをします。
配線をし終わった後に、測定して電磁波対策。
最後、完成したらもう一度測定を行います。
そして、施工前と施工後の測定報告書を
できるだけわかりやすく作成して、施主の方に渡します。

初めての大きな仕事だったのですが、すごく
エネルギーを使いますね。知識と経験が本当必要だと思います。
予算の関係で全体の対策ではなく、部分対策になったんですが、
電磁波が高いところに対するアドバイスとか、
家電の選び方や配置、家電とのつきあい方など、
電磁波への配慮の仕方までフォローをしています。
今回の場合、対策によって電磁波(電場)が
10から20分の1になっています。
場所によっては100分の1くらいになりました。
施主さんがとても関心を持ってくださって、
いろいろ質問してくださいました。説明する中で、
「これで他の人にも自慢できるような家ができる」
と言ってもらえたことがとてもうれしかったし、
ありがたかったですね。
■今後について
上記のような家を「マインズハット」として、
発明起業家藤村さんの「愉しい非電化」にも
登場する知人の建築士がプロデュースしています。
マインズハットには、
以下のようなコンセプトがあります。
・杉板をいろいろなところに使う
屋根、床などの建材だけでなく、本棚、テーブル、ベンチ、バルコニー、
車庫や犬小屋まで何でも同じ規格の杉材で作ってしまう。
・針葉樹でも使える薪ストーブ
杉材とあわせて、山の木がうまく循環するように。
石油燃料を使いたくない人のために。
・自力建設や自力メンテをしたい人向け
・コンセプトを理解して一緒に家を作りたい人向け、ほか、
・電磁波抑制
・自然素材の断熱材
・消費電力を抑え、できるだけ配線を減らすなど。
予算が許せば、どんどんいい素材の家になっていくそうです。
電磁波対策は、マインズハットの中でも
大きな要素として位置づけていただいています。
今後もマインズハットの電磁波対策をさせていただくのですが、
こうした作品としての家作りをするなかで、その価値を
高めていくような仕事をしていきたいと思っています。
スローライフプラザこだわり本舗という
自然食品のお店をやっているのですが、
そのなかでも電磁波対策コーナーを設けたいと考えています。
自分自身、パソコンを長時間触ることで
具合が悪くなったという経験があるので、
そういうこともちょっとした対策で防げるんだということを
伝えていきたいと思っています。(談)